
Vol.18 印刷は網点のあつまりなの!の巻〜

印刷物をルーペでのぞくと見える
小さな点が「網点(あみてん)」なの!
ナレクマピンクのもふもふボディも、
雲ひとつない青空の写真も、
一色に見えて実は点の集まり。
CMYK4色の点たちが集まって色を、
点の大きさで濃淡を表現しているの。
でも肉眼じゃ見えない…。
網点がどれくらい小さいかというと、
2.54cm(1インチ)の中に
約60から300個の点が並んでいるイメージ。
点の数が少ないと粗く大胆に、
点の数が多いほどきめ細やかでなめらかに。
じゃあとにかく多くすれば綺麗?と思うけど、
インキを吸いやすい紙、ざらざらした紙では
密集した点がにじんでしまうこともあるから注意なの。
点の個数は「スクリーン線数」といって、
60線、175線、300線…とあらわされるよ。
例えば、
60線=滲みやすいざらざらとした紙の新聞
175線=一般的なカラー印刷
300線=美術やアート作品の図録
紙や印刷したいものに合わせて
選ぶことが美しさの秘訣なの!



