あの日、あのころの記憶が、希少フィルムで今、生き生きと甦る。【永久保存版】昭和モダンの金澤・加賀・能登 いしかわの映像遺産1924-71

【永久保存版】昭和モダンの金澤・加賀・能登 いいsかわの映像遺産1924-71
あの日、あのころの記憶が、希少フィルムで今、生き生きと甦る。
昭和も遠くなりにけり…古き良き金沢、ふたたび。

戦前のたたずまいや昭和30年代の暮らしぶりなど、
テレビ登場前の石川県内の稀少映像を多数収録。
当時のモダンな町並みや人々の生活・風俗が生き生きと甦ります。
郷愁と叙情を誘う「ご当地ソング」をBGMとして収録したほか、
およそ100点の歴史写真を掲載したSPECIAL PHOTO BOOK、
戦前・戦後の金沢の古地図など、
「昭和のいしかわ」を俯瞰できる貴重資料が満載。
時代を紡ぐ永久保存版。一家に一冊、必読必見のDVDBOOKです。

本書の5大特色
内容

DVD-VIDEO 144分 & B5判ブックレット80ページ
昭和4年および昭和28年の金沢の地図付き

テレビ放映前の稀少映像

昭和32年(1957)の県内テレビ放映前の稀少映像を多数収録。
16ミリやシングル8などの映像をデジタルアーカイブ。

巷の映像を新発掘

これまで日の目を見ることがなかった、個人が撮影したフィルムを新発掘。
当時の生活・風俗が活写された貴重な映像です。

ご当地ソングも収録

町のイメージアップを目的に作られた戦前・戦後のご当地ソングもBGMとして収録。
SPレコードの音源が郷愁と叙情を誘います。

約100点の歴史写真

弊社の旧写真コレクションを中心に、時代を映す画像を新たに追加。
時代背景を分かりやすく解説したコラムも収録。

時代を紡ぐ永久保存版

金沢をはじめ、能登・加賀・白山ろくの映像も多数収録。
昭和のいしかわの姿を俯瞰できる貴重資料が満載です。

収録内容
DVD 映像
モダン都市金沢
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
金沢のにぎわい —昭和初期—

金沢駅や旧丸越百貨店、金沢魚市場など、昭和初期の金沢市内中心部の風景が満載です。昭和7年の「産業と観光の大博覧会」の宣伝用に制作された映像です。

金沢—昭和のたたずまい —昭和初期—

昭和初期の金沢市内の代表的な建築物です。金沢市役所や金沢地方裁判所、商工省金沢輸出絹織物検査所など、今日では取り壊されて見ることのできない建物が映像で残されています。

金沢のまちなみと近代建築 —昭和初期—

武蔵ヶ辻にあった旧三越百貨店の屋上から見渡した、昭和6年ごろの金沢市内の映像です。現在はビルが建ち並んでいますが、この頃は高い建物がほとんど見当たりません。アールデコ調の旧村松商店ビルも収録されています。

産業と観光の大博覧会 —昭和7年—

昭和7年の4月から6月にかけて、金沢市で「産業と観光の大博覧会」が開催されました。55日間でおよそ57万人が詰めかけるなど、多くの見物客でにぎわいました。

空前の行楽ブーム
産業と観光の大博覧会—昭和7年—産業と観光の大博覧会—昭和7年—
金沢近郊の行楽 —昭和初期—

昭和初期、金沢近郊の行楽風景です。上野練兵場でのピクニックや「北陸の宝塚」といわれた粟ヶ崎遊園を訪れた際のようす、海水浴や大額での松茸狩りなどが収められています。

片山津・山代温泉、高松 —昭和初期—

昭和4年、片山津温泉と山代温泉に出かけた際の映像です。柴山潟を周遊したり、松茸狩りを楽しむようすが収録されています。昭和5年の高松海水浴場や蒸気機関車の映像もあります。

兼六園・卯辰山・医王山 —昭和初期—

昭和7年、雪の兼六園を歩く芸妓さんを映した映像です。花見の時期には兼六園や卯辰山に多くの行楽客が繰り出しました。医王山登山の模様も収録されています。

白山登山と伏見川舟遊び —昭和初期—

昭和初期の白山登山のようすです。今も昔も山は多くの人を魅了しますが、この頃の登山は、装備に多額のお金がかかるため特権階級のスポーツでした。また、花見客でにぎわう伏見川の屋形船を映した映像も貴重です。

旅と乗り物 —昭和初期—

昭和初期、北陸近郊の行楽地の光景です。能美郡から松任にかけて、北陸線の車窓からのぞむ風景が旅情を誘います。また、富山では宇奈月のトロッコ列車や庄川で遊覧船を楽しむ様子が収録されています。

七尾の青柏祭 —大正13年—

青柏祭でにぎわう七尾市内のようすです。魚町や鍛冶町、府中町の山車や出し物などが収められたこのフィルムは、現存する県内最古の記録映像といわれています。

学都の青春譜
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
旧制金沢医科大学の教育・研究・診療 —大正末期—

大正末期、金沢大学医学類の前身である、旧制金沢医科大学で撮影された映像です。医学のみならず、金沢の社会風俗をうかがう上でも、たいへん貴重な記録です。

学生スポーツ・運動会 —昭和初期—

氷見海岸で行われた水泳の練習や上野練兵場でのスキー、運動会、学内テニス大会などを記録したフィルムです。昭和初期の学生たちの、生き生きとした姿を見て取ることができます。

昭和初期のスポーツ —昭和6・8年—

昭和6年6月に松任で開催された中部中等学校水上競技大会の記録です。競泳競技や飛び込み競技で熱戦が繰り広げられました。また、鶴来のスキー場で行われた競技大会や春スキーの模様も収録されています。

都鄙の追憶
産業と観光の大博覧会—昭和7年—産業と観光の大博覧会—昭和7年—
金沢の水道敷設工事 —昭和初期—

金沢市の水道宣伝用フィルムです。水道を使用したことのない人びとに、その便利さを理解させ、積極的な利用を促すために作成されました。各種水道施設や鉄管検査場、敷設工事の風景が収められています。

通水式と水道のある暮らし —昭和6年—

昭和5年10月に出羽町練兵場で行われた水道通水式の模様です。こども旗行列をはじめ数々の祝賀行事が催されました。また、水道普及前の暮らしぶりや消防放水訓練の模様も見ることができます。

金沢市材木町校下の運動会 —昭和13年—

昭和13年に材木町小学校の運動場で開催された社会体育大会です。バケツリレーや軍装障害物競走など、時代の雰囲気をうかがい知ることのできる競技も収録されています。

白山麓の水害地を行く —昭和9年—

昭和9年の手取川大水害の映像記録です。崩れた山道やつぶれた分教場、流されてきた百万貫岩など、尾口や白峰における生々しい被害の状況と、復旧のようすを知ることができます。

十五年戦争
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
昭和の青年団 —昭和14・15年—

金石海岸で行われた青年団の訓練風景や、青年団大会、街頭行進などが収録されています。軍国主義に向かう時代の青年団活動のようすがうかがえます。

第九師団の出兵記録 —昭和7年—

昭和7年上海事変の際の、第九師団の出兵記録です。旧金沢城内にあった兵営を出発し、広島の宇品から上海に向けて出港するまでを撮影したものです。

第九師団凱旋と軍事教練 —昭和7・11年—

昭和7年の上海事変における「郷土部隊」が、金沢市内を凱旋した際の記録です。帰還する兵士たちを、市民総出で熱狂的に迎えました。また粟崎海岸で行われた軍事教練の模様も収録されています。

戦後ゼロからの出発
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
昭和天皇北陸巡幸 —昭和22年—

昭和22年、昭和天皇が北陸を巡幸しました。10月26日に石川県入りされた陛下が各地を行幸すると、県民は熱狂して陛下をお迎えしました。

戦没者合祀と舞鶴引き揚げ

サンフランシスコ講和条約で独立を回復したことに伴う戦没者の再合祀や、13年にわたって行われた舞鶴引き揚げなど、戦争の影響を色濃く感じさせる出来事が収録されています。

復興の槌音
産業と観光の大博覧会—昭和7年—産業と観光の大博覧会—昭和7年—
昭和の大合併と田谷知事就任 —昭和29・30年—

「昭和の大合併」で5市88町村に再編された石川県内各地の開町式や祝賀行事の模様がうかがえます。また、2人目の公選知事として当選を果たした田谷充実知事の初登庁風景も収められています。

戦後の経済・産業・観光 —昭和27〜30年—

戦後初の全村土地改良完成や宇出津のブリ漁、最新機械を導入し近代化する機業界、白山麓で発見された噴泉塔など、戦後の経済に関するニュースが収録されています。

高度経済成長前夜の金沢 —昭和28・29年—

金沢市御影町にあった県立中央病院の開業風景やブラジル移民第1号を報じるニュースなど、高度経済成長を迎える前の金沢市内の様子が収められています。

交通網の拡充 —昭和27・28年—

奥能登の悲願だった国鉄能登線の着工や小松飛行場開港を伝えるニュースから、県内の交通網が大きく様変わりしていく雰囲気を伺い知ることができます。

戦後のスポーツ —昭和29年—

金沢で開催された陸上国際大会の熱戦風景や、県内各地を巡った国体聖炎旗リレーの模様が収録されています。この聖炎旗は昭和22年、第2回石川国体で生まれました。

内灘闘争 —昭和27・28年—

昭和27年、アメリカ軍試射場設置をめぐって、内灘砂丘の接収交渉がはじまると、内灘村で激しい反対運動が起こりました。全国ではじめての基地反対闘争として、日本中の注目を集めました。

もはや戦後ではない
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
戦前・戦後の百万石まつり —昭和初期・28年・34年—

戦前と昭和30年代前後の百万石まつりを撮影したフィルムです。戦前のパレードの映像は稀少で、百万石まつりの変遷を知る上で、貴重な記録映像です。

ふるさとの旅 金沢 —昭和34年—

昭和34年の金沢市内の町並みを映した貴重な映像です。金石の集落のほか、近代化しはじめたころの繁華街の、懐かしい姿が収められています。

十一屋界わいの思い出 —昭和34年—

昭和30年代の十一屋、平和町界わいです。「団塊の世代」が小中学生だったころ、児童数は爆発的に増え、教室はすし詰め状態でした。

金沢港建設前の旧五郎島町 —昭和35年—

金沢港建設のため集団移転する前の旧五郎島町の様子です。一家で農作業にあたる光景は、古き良き時代の記憶を呼び覚まします。

成長から成熟へ
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
夢の国 金沢ヘルスセンター —昭和40年—

昭和40年、今からおよそ50年前の金沢ヘルスセンターの映像です。動物園や水族館、演劇場などを備え、県内唯一の大衆娯楽施設として人気を集めました。

さよなら市電 —昭和42年—

昭和42年2月11日、金沢市内電車は48年の歴史に幕を下ろしました。町じゅうを走る市民の足として交通の主役を担っていましたが、道路渋滞が深刻化し、廃止されました。

金石線 最後の日 —昭和46年—

大野港駅と中橋駅を結んだ北陸鉄道金石線は、昭和46年9月に全線廃止されました。廃止直前の金石電車に乗車して撮影した、貴重なカラー映像です。

番外 昭和初期の東京ほか
産業と観光の大博覧会—昭和7年—
昭和天皇即位大礼 —昭和3年—

天皇の即位を内外に示す「即位大礼」を執り行うため、昭和3年11月、天皇は宮城(きゅうじょう)を出発し、京都御所へ向かわれました。

復興の上野公園 海と空の博覧会 —昭和5年—

昭和5年3月、東京・上野恩賜公園などを会場に「海と空の博覧会」が開催されました。日本海海戦25周年を記念したもので、祝日には1万人を超える観客が訪れるなど、盛況を博しました。

BOOK 写真・概説・コラム
写真約100点
概説「昭和モダン」の金沢(本康宏史)
コラム 「昭和モダン」と北陸の宝塚「粟ヶ崎遊園」(本康宏史)/昭和恐慌と「産業と観光の大博覧会」(本康宏史)/金沢の近代化遺産(竺覚暁)/第四高等学校の設立と学都金沢(徳田寿秋)/電気・ガスの登場と上水道敷設(新本欣悟)/金沢の災害と手取川大水害(平野優)/大正デモクラシーと青年団運動(山本吉次)/十五年戦争と第九師団(本康宏史)/非戦災都市の戦後復興(本康宏史)/交通の近代化と城下町(新本欣悟)
SONG ご当地ソング

金沢小唄(昭和5年)/加賀音頭(昭和6年)/百万石行進曲(昭和6年)/四季の金沢(昭和7年)/金沢音頭(昭和9年)/加賀小唄(昭和9年)/大金沢行進曲(昭和11年)/金沢をどり(昭和11年)/誉の九師団/第九師団讃歌/ニュー金沢情緒小唄(昭和23年)/金沢タンゴ(昭和23年)/金沢市民の唄(昭和24年)/百万石ぶし(昭和28年)/加賀ばやし(昭和28年)/百万石音頭(昭和29年)/金沢小唄(昭和29年)/石川県民の歌(昭和34年)

ご注文
昭和モダンの金沢・加賀・能登 昭和モダンの金沢
ISBN 978-4-89010-635-6
定価 本体8,800円+税
収録内容 DVD144分、BOOK B5判80ページ、ご当地ソング
特別付録 昭和4年および昭和28年の金沢の地図付き
ご注文はこちら

石川県内ならびに全国の主要書店からお買い求めいただけます。

セットでこちらもどうぞ

復刻新版 金沢・町物語見本
復刻新版 金沢・町物語
ISBN 978-4-89010-619-6
定価 1,944円(税込)
収録内容 四六判384ページ。金沢の旧町名をたどり、町の移ろいを紹介。
詳細はこちら
20世紀の照像 石川写真百年・追想の図譜【改編版】
20世紀の照像 石川写真百年・追想の図譜【改編版】
ISBN 978-4-89010-410-9
定価 3,456円(税込)
収録内容 B5判256ページ。新しく「県民の20世紀のアルバム」としてまとめた、「追想の図譜」の改編版。
詳細はこちら
能登印刷出版部について
金沢の地で100年。地方出版社の先駆けとしての実績。

当社は大正2年創業の老舗企業で昭和51年、地方企業としては稀な出版部門を立ち上げ、「次代へ心の遺産を」をテーマに地方文化の活性化に貢献すべく、文学・歴史・観光・美術など、様々なジャンルの本を出版しています。