NOTO-NO-NOTE事例紹介/コラム

紙とデジタルで相乗効果!来店客が大幅に増加したクロスメディアマーケティング│喫茶メルツバウ 様

  • 2022年12月19日
  • Webサイト
  • 一般印刷

クロスメディア_のとのお仕事用

長期間に及ぶコロナの影響もあり、飲食店や小規模の小売店などで来店客の減少に悩む声が多く聞かれます。また、集客をしたくても、メディア掲載には費用が嵩むため、原材料も高騰する中、財布の紐が堅くなるのも事実です。

そこで今回は、紙とデジタルで顧客にアプローチする、費用を抑えながらも抜群の効果が得られる「クロスメディアマーケティング」の成功事例と、その魅力をご紹介します!

ホームページ作成とリーフレット配布で大きな反響!
利用客が増えた「喫茶メルツバウ」のクロスメディア事例

このたび、Webサイトと印刷物、双方のPRから補助金申請のサポートまで、弊社・能登印刷でワンストップでお手伝いさせていただいたのは、石川県金沢市の尾山神社すぐそばにある喫茶店「喫茶メルツバウ」様。

ご飯を中心に、右にカレー、左にハヤシが盛られた人気の「ミギカレーライス」をはじめ、カレーライスオムやタマゴサンド、食後には美味しいスイーツもいただける、親しみやすい雰囲気の1975年創業の老舗喫茶店です。

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「喫茶メルツバウ」石川県 金沢市 尾山町 1-25 青山ビル 1F

地元常連客や近隣ホテル宿泊者のモーニング利用客が多い「喫茶メルツバウ」様から、ランチタイムのお客様、テイクアウトのお客様をもっと増やしたいというご要望が。

そこで弊社から提案させていただいたのが、紙とデジタルの相乗効果を期待できる「クロスメディアマーケティング」です。

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「クロスメディアマーケティング」とは、複数のメディアを組み合わせて行う広告戦略のこと。例えば、TVCMで広く周知させた上、「続きはWebへ!」と情報量の多いWebへ誘導するといった、それぞれのメディアの強みと異なる特徴を組み合わせてより高い効果を図る広告戦略をいいます。

似たような言葉で「メディアミックス」というものもありますが、それは基本的に「同じ情報を複数のメディアで発信すること」を指します。「クロスメディアマーケティング」との大きな違いは、同じ情報を発信するか、異なる発信の仕方をするかです。

「クロスメディアマーケティング」のメリットとして挙げられるのが、

  • メディアそれぞれのメリットを生かしデメリットを補うことができる
  • 幅広いユーザーにアプローチできる
  •  購買意欲を促進できる

といった点です。

最近はWebサイトやSNSでのPRが増えてきましたが、やはり従来の「紙」にも強みがあります。デジタルとアナログの強みを改めてまとめてみると、

【デジタル(Web・SNS)の良さ】

  • ユーザーとの双方向の情報伝達が可能
  • 最新情報に更新することができる
  • 情報伝達量が多い

【アナログ(印刷物)の良さ】

  • 特定エリアに大量に情報発信ができる
  • デバイス(機器)が不要で誰でも閲覧しやすい
  • カタチや印象に残りやすく手元に置いて何度も読み返せる

となります。

今回は、そんな「紙」と「Webサイト」のお互いの強みを活かしつつ、観光客・地元の方・遠方の方という幅広いターゲットに向け「喫茶メルツバウ」様の魅力を伝えるさまざまな施策を行いました。その結果、「ランチ客は週20組、テイクアウト客は週12組が増加」という大きな成果をもたらしました!

施策①  リーフレットを作成し、近隣エリアに集中配布

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「喫茶メルツバウ」様のリーフレット「どこでも喫茶めるつばう」

まず、ランチ客やテイクアウトの地元客を増やすため、メニューや魅力をまとめたリーフレットを制作。市内中心部に位置し、駐車場がない同店では、来店需要の掘り起こしは徒歩圏内に限られます。

そこで、リーフレットの効果を最大限に活かすために行ったポイントは、日本郵便の「タウンプラス」という特定の地域に配送できるサービスを利用し、店舗の近隣半径500m圏内に集中的に配布したこと!

あわせて、弊社が運営する地域Webマガジン「いいじ金沢」に記事を掲載。
同店のターゲットユーザーの利用者が多いFacebookに有料広告を出稿、こちらは半径1km圏内に集中拡散しました!
(「いいじ金沢」掲載記事はコチラ

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それにより、配布直後から非常に大きな反響が! 利用客から「近くにこんな店があるなんて知らなかった」「リーフレットをきっかけに久しぶりに訪問した」という声もいただき、近隣での認知度が大きく上昇、来店客やテイクアウト注文の増加に繋がりました。

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Webへ誘導するQRコードや、利用してみたくなるクーポンを掲載

リーフレットの誌面にはWebサイトの告知・誘導のためQRコードを掲載。看板メニューのおトクなクーポンも盛り込むなど、お客様に興味を持っていただく様々な工夫も施し、丁寧に作り込みました。

施策②    お店の魅力が詰まったホームページと、
テイクアウト用のECサイトを作成

Webでの展開としては、おいしそうなメニューの写真が並ぶホームページを制作。これにより、公式インスタグラムやテイクアウト、デリバリーへ繋げるポータルサイトとして役割を果たすページが完成しました。

また、テイクアウトメニューを分かりやすく、注文しやすいようECサイトも制作。決済機能を追加し、迅速な購入・商品渡しが可能となりました。その結果、近隣住民からのお問い合わせが増え、電話注文では5~10分かかっていた対応時間がほぼゼロに! 注文の効率化が進みました。

制作時は「喫茶メルツバウ」様の「ホームページやメニューのデザインや色合いを大幅にリニューアルしたい」というご要望にお応えするべく、お客様と打ち合わせを重ね、具体的なイメージを綿密に共有。商品写真の撮り下ろしも行い、多種多様なターゲットに向けた、アナログとデジタル複数のツールの課題や狙いを、ひとつひとつ確認しながら制作を行いました。

施策③ 国内3大モールへの出品で、遠隔客にもアプローチ

加えて、国内3大モール「楽天市場」 「Yahoo!ショッピング」 「Amazon」と、弊社・能登印刷で運営しているECショッピングサイト「miicha.コンシェル」への商品出品もサポートしました。コロナ禍では、地元客だけでなく遠方のファンを作ることも必須戦略です。焼き菓子や雑貨からネット販売を始め、今後も商品を順次拡充されていく計画です。

また、デリバリーサービス「Uber Eats」「出前館」もホームページに掲載し、利用拡大を図りました。コロナ禍による行動制限時にはデリバリーの注文が増加し、行動制限後もデリバリーを利用していただける常連客を獲得しました。

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弊社・能登印刷で運営するECショッピングサイト「miicha.コンシェル」

施策④ 観光客に向けたメディア掲載

さらには、観光客に向けて、弊社で発刊する金沢エリアのホテルに設置するフリーペーパー「るるぶFREE金沢」に広告を出稿しました。三大都市圏にもユーザーが多い「いいじ金沢」との相乗効果もあり、今まで多かったモーニングのお客様だけでなく、観光客やランチタイム、ブレイクタイムでの利用客も増加しました!

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観光媒体「るるぶFREE金沢」にも掲載!

このように、印刷物とWebサイトを組み合わせて販促を行うことで、効果を一層倍増させることが可能となります。

さらに、小規模事業者様を支援する、小規模事業者持続化補助金が「Webサイト」と「印刷物」両方の作成で活用できるのもポイントです!(2022年9月申請分から、Webサイト制作だけでは申請できなくなりました)

弊社・能登印刷では、印刷物だけでなく、Webサイトの制作、オンライン広告の出稿、メディア運営などをトータルで行っており、お忙しいお客様にご負担をかけることなく、一つの素材から両方の媒体を効率よく制作できることを強みとしております。また、企画からデザイン、制作、印刷まで、ワンストップでお手伝いさせていただく分、コストを最大限に抑えることも可能です。

「クロスメディアマーケティングに興味がある」という方も、「コストは出来るだけかけたくない」という方も、「補助金の活用に興味がある」「何から手をつけていいか分からない」という方も、販促企画・提案、Webサイト、チラシやパンフレットの制作だけでなく、補助金の申請サポートまで、すべて一貫してお手伝いさせていただきます。

ご興味がある方はお気軽にご相談・お問い合わせください。

企画・営業:吉田智史(能登印刷 オウンドメディア事業部 )
クライアント:喫茶メルツバウ 様
※ 会社名・部署名などは取材および記事制作当時のものになります。

☟ECサイト制作について詳しくはコチラから!

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