石川

石川県金沢城調査研究所様　「絵図」デジタル化・複製絵図制作

2023年5月22日
自治体・団体
デジタルアーカイブ
高精細印刷（美術印刷）

お客様石川県金沢城調査研究所様
案件名「絵図」デジタル化・複製絵図制作
担当範囲絵図スキャニング/画像処理/複製絵図作成/デジタルデータ作成

目的

・フィルムの製造中止という流れの中で、まだ撮影されていない史料をどのように高精細でデジタル化していくか
・貴重な資料を破損することなくデジタル化したい
・いつでも、どこでも、だれでも閲覧できて、原本も綺麗に保管しておきたい
・一般のスキャナではスキャンできない大きなサイズのものをスキャニングしたい
・原寸サイズで再現し、原物の雰囲気をもった「絵図」を制作したい

対策

・貴重な本や美術資料にも対応が可能な非接触型のフェイスアップスキャナ「Fine Scamera A-1」を用いたスキャニング
・本を断裁するなど原本を破壊することなくスキャンができる
・1回のスキャニング可能な最大サイズが600mm×841mmとなり、大きなサイズの原稿にも対応可能
・600dpiという高い光学解像度で、原稿の凹凸・陰影やマチエール（絵肌）まで精密に3Dスキャンができ、油絵・水彩、版画や古地図など、貴重品のデジタル化・レプリカ作成に最適
・「ハイファイン・ジクレ」の技術を応用し、和紙による複製絵図の作成をご提案

効果

・「電子化文書の長期保存方法」に関する規格であるJIS Z 6017に準拠した光データディスクのため、安心して高精細なデジタルデータを保存できる
・細かい部分の質や陰影を完全再現した画像を、和紙にインクジェット印刷で出力することで、本物と瓜二つな「絵図」の再現に成功
・複製原画を作成することで、貴重な絵図がいつでも閲覧が可能となり、いろいろな機会に展示して活用されている