
製本工程の仕上げ作業であるバインダー係の係長をしています。具体的には、本文の印刷紙と表紙などを一つにし、一冊の本にする仕事です。社内にあるページ物の製本機には、中綴じ製本と無線綴じ製本の二種類があり、私が主に担当しているのは中綴じ製本です。パンフレットなどに多い仕様で、ページの中央折り目をステッチと呼ばれる針金で止めて製本しています。
製本には色々なやりかたがあります。ページ物は4ページの倍数でひとまとまりにして印刷されるため、必ず4の倍数になるように計算されています。例えば全12ページの印刷物があった場合、12ページでひとまとまりとすることもできれば、8ページと4ページのまとまりを二種類ずつ作って、二つを重ねて製本することもできます。どの方法がその印刷物に一番適しているかを考えながら工夫して作業ができるのが楽しいですね。

Aポストカードやチラシの断裁仕上げという作業も担当しています。印刷物は、一枚の大きな紙に何ページ分も印刷します。最大サイズの紙なら、A4サイズのページを片面8ページ分印刷できます。A4で1ページのチラシの場合、8枚分印刷できることになります。そのままだと商品にならないので、1枚1枚切り離す作業が必要となり、これを断裁といいます。他にも、チケットにミシン線を入れたり見開きのパンフレットを折ったりと、色々な作業がありますよ。
Aページ物の印刷物は、一枚の大きな紙に数ページ分をまとめて印刷します。例えば全96ページの冊子の場合、一枚の紙に16ページ分印刷し、6枚で96ページ分印刷します。この6枚を順番通りに並べて製本することができれば、正しい本ができあがりますが、もし重ねる順番を間違えたり、1枚足りなくて5枚しか重ねないまま製本したりすると、乱丁・落丁と呼ばれるミスが起こってしまいます。能登印刷で使用している機械には乱丁センサーがついており、ミスを事前に防ぐ体制が整っています。
A製本機のスケジュール調整です。監督職のため、他部署と情報交換を行い、製本予定を組み立てて作業員の勤務体制を管理する業務も行っています。急に入る仕事もあるので、予定通りに進めるのは非常に難しいのですが、忙しいときに采配通りに仕事が進行すると嬉しいです。